テーラーメイド:P8CB(’25) アイアン
評価

| 飛距離 | 7/10 | 飛び・初速も十分であるが、“飛距離最優先”系モデルと比べると少し控えめ。 |
|---|---|---|
| 弾道の高さ | 7/10 | コントロール弾道設計が主であり、上がり・打ち出しともに優れているが、最高性能「高弾道」ではない。 |
| スピン量 | 8/10 | 鍛造構造+機械ミルドフェースにより、スピン・止め感・弾道安定性が高め。 |
| 寛容性 | 6/10 | 操作性寄り設計ゆえ、ミスヒット時の許容性・飛距離ロス軽減力は“やさしさ系モデル”より控えめ。 |
| 価格 | 6/10 | 高機能・鍛造仕様モデルのため価格は上位に位置し、コスト意識を持つユーザーには検討要。 |
口コミ・評判まとめ
良い口コミ
本モデルは「鍛造らしい質感」「構えた時の安心感」「操作性・打感」「中上級ゴルファーのMUST仕様」という観点で非常に高評価を受けています。特に、ある程度スイングが安定してきたゴルファーが「もっと操作したいし、アイアンらしい仕上がり感を求めたい」というステージで、このモデルを選ぶ傾向が強いです。
- 芯で捉えた時の打感が「しっとり・締まり感がある」と感じた。
- 構えた時のトップライン・ブレード長・顔つきが非常に引き締まっており、アドレス時から安心して振れた。
- 弾道が自分の意図通りコントロールしやすく、ショート~ミドルアイアンで思った通りの弾道・距離が出た。
- ミスヒット時でも打球挙動が安定しており、飛距離・方向性ともに安心して使いやすかった。
- 飛びだけでなく“打てる感”が強く、自分のスイングでアイアンをしっかり振っていきたいゴルファーには満足度が高かった。
- 見た目・仕上げの質感も高く、「持っていて満足感がある」という声が多く聞かれた。
悪い口コミ
一方で、特に「アイアンを打ち込む」「弾道を低めに」「操作を最優先に」というスタイルのゴルファーからは、許容性・飛び・上がりやすさという観点で少し「思ったより控えめ/仕様が合わない」という声もあります。また、高価格帯・カスタム仕様を前提とした設計ゆえ、コスト意識も問われています。
- 打点がズレた時の飛距離ロスが他の“やさしさ系”アイアンより明確に感じられた。
- 弾道が少し高めに出やすいという印象があり、風の強い日や低めの弾道を打ちたい場面では抑えにくく感じた。
- 操作性・打ち込み重視のタイプには、「もう少し薄くて軽め・飛びを追わない仕様」のほうが合っていたというコメントあり。
- 価格がかなり高めという指摘があり、「旧モデルからの進化を体感しづらい」というレビューも一部あり。
- ヘッドスピードがまだ安定していない中・上級者未満のゴルファーには、「性能を活かし切るにはスイング精度が求められる」という声あり。
スペック・特徴
New P8CB(’25) アイアンは、TaylorMade の「P シリーズ」中でも、特に“鍛造キャビティバック”タイプとして、打感・操作性・構えやすさを高次元で融合したモデルです。先述の通り、S25Cマイルドスチールを2,000トンのプレス機で5回鍛えるコンパクトグレインフォージングを採用し、極めて密な金属内部構造を実現しています。
その結果、「鍛造らしいしっとり感」「インパクトの手応え」を備えつつ、バックウェイトの最適配分と機械ミルドフェースにより飛びも意識した設計です。さらに、トップラインが細めでブレード長も引き締まった印象としながら、従来比「構えた時の安心感を高めるためのヘッド大型化傾向」も取り入れています。
ライ・抜け・ミス時の挙動にも配慮されており、ミスヒット時の距離ロスやスピン過多・抜けの悪さを軽減するためのソールデザインも採用されています。総じて、 “自分の弾道をしっかりコントロールしたいけれど、顔も構えやすさも譲りたくない”というゴルファーにとって、非常に魅力的な選択肢です。
ただし、明確に「やさしさ最優先」「飛距離だけを追求」というモデルではなく、“飛び+操作性バランス”の設計であるため、超初心者や極端に飛び重視のゴルファーには少し仕様が合わない可能性があります。

コメント